| ちょっとしたニュース こんな薬が出来るといいですね |
| ワクチンで虫歯にさよなら |
|
2001年09月12日/英・ロンドン
|
| 虫歯になって治療して、ぞっとする経験だったあの歯の痛み。それがこの世から消えてしまうかもしれない、とは虫歯自体を完全になくすワクチン開発に携わる科学者の話である。 |
| う蝕は原因菌ストレプトコッカス・ミュータンスによる、最も一般的に見られる感染症の一つ。細菌は、プラークを形成すべく、ネバネバの物質を出して歯にまとわりつく。そして多量の乳酸を産生して、歯のエナメル質にダメージを与える。 |
| ロンドンのガイズ・ホスピタルの研究者らは、純度の高い抗体を用いて直接細菌をたたくタイプのワクチンを完成。この手法、接種者の免疫応答がなく、予期せぬ免疫反応でおこるアナフィラキシーショックの危険性も低い、比較的安全な方法だ。しかし、この手法ではワクチンの長期効果が期待できないので、ほとんど毎年のように接種が必要だ。 |
| 米国の科学者も、ワクチンを考案。このワクチンは、プラークを作る酵素をターゲットにしたもの。この酵素が作用した"くさび"はもはや用をなさず、簡単に歯を磨けば細菌は容易に歯から取れてしまうのだ。 |
| 以前行った研究では、大人にワクチンを口腔接種したところ、細菌に対する抗体を作ったという。ラットでの研究では、鼻へのスプレーでワクチン接種を実施。細菌に最も効果があると思われる唾液中に、細菌と戦う抗体が産生された。 |
| マーチン・タウブマン氏はボストンのフォーサイス歯科研究所の研究チームの一員。生後18ヶ月から3歳の乳幼児に接種できるワクチンに期待を寄せていると話す。 |
| 「その頃の時期が免疫に最も適した時期なんです。細菌が口腔内に完全に定着する前の乳幼児の段階で、細菌と戦わせる為の接種を行うことで、一生予防効果を期待できます。」と話す。 |
| どの研究グループの科学者も、ここ7年の間には商品化ができるだろうと。虫歯のワクチン関する報告は、ニュー・サイエンティスト・マガジン最新号に掲載されている。 |