3DSの方法
1.虫歯の治療・不適合修復物のやり直しをします
2. 口腔のミュータンス連鎖球菌の検査を行い、除菌が必要かどうかを確認しま
  す。(ご希望の方のみ)

 

3. 十分な治療方針の説明を行います。
4. 歯型を採り、トレーを作成します。
5. PMTCと呼ばれる清掃法で徹底した歯の清掃を行います。
  (PMTC:プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)
6. トレーに薬物を入れて、5分間維持し除菌します。
  1週間後に再度この除菌操作を行います。
7. 家庭でも、1日1〜2回(1回の時は就寝前のブラッシング後、2回の時は朝のブラッシング後と就寝前のブラッシング後)トレーに家庭専用の薬を入れて、5分間維持し歯の表面に作用させる除菌操作を1週間毎日つづけると、その間に形成されるバイオフィルム(歯垢)の中には虫歯菌が含まれなくなります。
3DS効果は約6ヶ月間持続します。また、その後しっかりとケアすれば1年間効果がみられた例もあります。

費用
@.検査 5000円(1回)
Aトレー作成 10000円(一度作成すれば 何回でも使えます)
BPMTC 5000円(30分―60分)
C除菌5000円(2回分 1週間間隔)
 自宅にてトレーにてフッ素塗布(1日2回)
D2ヵ月後検査5000円
1クール30000円 2−3ヶ月かかります 後は定期的にPMTCをし たまに検査をして 必要があれば再度除菌処置をします。トレーは1度作れば何回でも使用できます。 検査については 御希望の方のみになります。
 
虫歯菌はお母さんの口からうつるって知っていますか?
このミュータンス菌をお口の中から除菌できれば、虫歯の危険性を下げることが可能であることが
国立感染症研究所の研究で明らかになりました。
ミュータンス菌はバイオフィルムという細菌膜を歯の表面に形成しており、飲み薬や塗り薬が直接効かない環境を作っております。
 ミュータンス菌は生まれたばかりの赤ちゃんの口の中にはいない事が確認されています。
およそ生後1歳半〜2歳半の間に、お母さんのキス・同じスプーンを使っての食事などで だ液を介してミュータンス菌が赤ちゃんのお口の中に感染します。
この時期に赤ちゃんがミュータンス菌の感染にあわなければ、以後ミュータンス菌がお口の中に入ってきても定着することができません。これは永久歯に生えかわった後も同様で、この赤ちゃんはその後虫歯のできない快適な人生を送ることができます。
歯を磨かなくても虫歯にならない人のだ液を調べると、ミュータンス菌が口の中に全くいないか、いてもごくわずかです。これは、生後3歳までに親の口からミュータンス菌の感染を受けなかった結果です。
お母さんの口の中にミュータンス菌が多いとそれだけ子供にうつる率が高くなります。
また、研究の結果、虫歯菌の数が多いお母さんの子供はむし歯が多いということが分っています。
虫歯のリスク判定の検査を受診し、その結果ミュータンス菌が多いとわかった時は3DSにより除菌を行い、母子ともに虫歯のない快適な人生を送ることができます。
 
:説明
虫歯の発生には、お口の中の細菌が関与しています。
 例えば、無菌状態で育てた動物に糖類などの炭水化物をタッップリ食べさせます、当然歯磨きはしません。
 →太ることはありますが虫歯は発生しません。
  →動物の口腔内に虫歯菌Mutans Streptococcなど)を移しますと、とたんに虫歯が発生します。
虫歯の発生には、お口の中の細菌が関与しています。
特にミュータンス菌の一種(Mutans Streptococciなど)は、虫歯の発生に深く関与しています。これらのウ蝕原性菌(むし歯を起こしうる細菌)を除菌し菌数を下げれば、簡単に発生はしなくなります。
 
: 3DSの理論 
国立感染症研究所:花田教授の解説より 
むし歯の主要な原因菌であるミュータンス菌(Mutans Streptococciなど)は、通常の連鎖球菌(レンサキュウキン)とは違って、歯だけに付着して増殖するという性質があるため、歯の面に付いた主要なウ蝕原性菌だけに抗菌剤を使用することができれば、常在性の連鎖球菌を損なわずにミュータンス菌だけを選択的に減少させることが期待できます。
しかしミュータンス菌は、バイオフィルムという粘着質な細菌膜を歯の上に形成して、飲み薬や塗り薬が直接効かない環境を作っており、また口腔内に投与された薬はすぐに唾液により希釈・除去されてしまいます。
そこでこの3DSでは、歯科衛生士らによる専門的な技術と器具を用いた歯面清掃処理(PMTC:プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)などを行って完全にバイオフィルムを除去した後に、歯の列にフィットしたカバー(ドラッグリテーナー)を用いて抗菌剤やフッ化物を一定時間歯面のみに塗布します。
この方法は、唾液で希釈されることなく、安全かつ確実に抗菌剤やフッ化物などの薬を歯牙硬組織のみに輸送・塗布することが可能で、これからのむし歯予防治療として期待されています。
 
:注意
*一度除菌しましても、外からの再感染の可能性もあります、除菌後は特に歯ブラシを新しいものに換え、歯間磨きや舌磨きも励行してください。
*糖度の高い食餌は当分のあいだ控えてください、むし歯菌の再定着を防ぐのに効果的です。
* ウ蝕の発症には、様々な要因が複雑にからんできます。特に生活習慣などは重要です。
*また、歯石の除去やPMTCなどのメンテナンスのために最低4〜6ヵ月に一度は来院をお願い致します。
* 治療に際しては殆ど痛みを伴うことはありません。